私はアジ釣りでもライトな両軸タックルを使用しています。その理由と道具のご紹介など。
なぜアジ釣りでも両軸タックルなのか?
1.釣りを面白くしたいから
スピニングタックルでも全く問題ないのですが、投げるのは断然両軸が楽しいので両軸ライトカゴ釣りのスタイルで私はアジ釣りをしています。煙樹ヶ浜のアジ釣り(夜釣り限定ですが)では遠投は必要なく40mも投げれば十分です。私の両軸ライトタックルだと思い切り投げてもせいぜい40~50mなので投点も安定し手返しもよく、結果として釣果も上がると思っています。
2.手持ちで釣りをしたい
以前は5.8mの4号竿でアジ釣りをしていましたが、重くてとても手持ちではやってられません。アジ釣りでは繊細なアタリが出ることが多く、すぐにエサを離してしまうのでアタリが出た瞬間に即掛けしたいのです。ライトタックルなら軽いのでこれが可能です。また遠投タックルだとどうしても飛びすぎてしまい、結果手返しが悪くなって釣果が落ちます。
【竿】 リョービ チヌ関西落とし込み改 4.2m
穂先をチューブラーで一番太い物に交換し、遊動ガイドを追加してガイド数を増やしました。元竿の先端には縛り式のガイドも追加しています。落とし込み竿なので一般的な磯竿の特性ではなく、先調子でベリー~バットは結構ガチガチなのではっきり言って投げ辛いです。カゴの重さを乗せる範囲が狭くて非常にピーキーな竿という感じです。
【リール】 ダイワ タトゥ―ラTW300 左巻き
ということで現在はダイワのタトゥ―ラTW300 左巻きを使用しています。ブレーキも安定していてギア比8:1のハイギアなので回収も速くいい感じです。ウキが4号、カゴが44gでブレーキダイヤルのメモリ15で投げています。道糸がナイロン4号で飛距離は40~50mというところです。結構強めのブレーキセッティングですが、これぐらいでないとバックラッシュします。左巻きばかりなのは手持ちで即掛けのスタイルなので、竿は利き手で持ちたいからです。
仕掛け

仕掛けはカゴ釣りとしては上画像のように一般的な物です。遊動スイベルは市販品だとすぐ壊れてしまうので、ルアー用のスナップとサルカンを合体させて自作しています。天秤を接続するスナップスイベルの結び目には絡み防止のためゴム管を被せています。
【ウキ】アポロスーパーライトウキ 4号改
ウキはアポロのスーパーライト電気ウキ 4号を使用しています。ライトカゴで使うには羽が大きすぎて抵抗になっているように感じたので切り取って小さくしています。夜釣りメインなので羽の視認性はあまり問題になりません。
このウキは電気ウキトップを後付けした構造になっているのですが接合部分が非常に弱く、着水の衝撃で破損してしまうようです。(過去に2度破損した経験あり。)電気ウキトップとの接合部分に補強材を接着して補強しています。
【カゴ】 アポロカゴ改 44g/VIPカゴ改 52g
こちらはオキアミ用のカゴとして、VIPのカゴをショートタイプにした物で重さは52gです。オキアミのみだと軽すぎるのでやや重めのセッティングです。これにアミエビコマセを入れて投げる時もありますが、どちらも問題なく釣れています。
【天秤】自作品
天秤は自作のショートタイプを使用しています。天秤の先にはクッションゴムではなくワイヤーを接続しています。私はクッションゴムのあの伸びる感じがあまり好きではないのです。
アジは口が弱いのでクッションゴムが無いとバレる確率が上がりそうですが、「バレる時は何をしてもバレる」と思っています。
【針、ハリス】
フロロカーボン1.2号を90cmで使っています。交換が素早くできるように先端にはスナップを付けてあります。1.2号に拘っている訳ではなくて、昔キス釣り用に買った300m巻きのハリスが余っているのでこれを使っています。針もあまり拘りは無く、小さめ徳用パックの物をよく使います。
【コマセ、サシエ】
アミエビに前回の釣行で余ったオキアミを混ぜて使うことが多いです。集魚剤は水分が多い時に調整用で入れるぐらいですね。
サシエは浜市のGグリルのMサイズを使っています。サシエのオキアミはハードタイプなど色々売られていますが結局、これに落ち着いています。
最後に
完全に自己満足の両軸ライトカゴ釣りですが、私的にはこれでアジ釣りがかなり楽しくなったので良しとしています。欠点は少しでも向かい風が吹くと釣りにならず、遠投タックルを使わざるを得なくなるというところです。
ただ、思わぬ副産物がありまして、この竿でうまく投げることができるようになってから、遠投タックルも安定して飛距離を出せるようになったことです。今後も両軸ライトカゴで投げ練をしながらカゴ釣りを楽しみたいと思います。
