ウイリーサビキの自作:ウイリー針製作編

釣り

サビキには色々と種類がありますが、「ウイリーサビキ」という物があることを最近知りました。これでないと釣れない場所があるそうな…。

私はあまりサビキはしませんが、知人から製作の依頼がありましたので自作に挑戦です。まずはウイリー針の製作からです。

 

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ウイリーサビキとは?

まずはウイリーサビキとはなんぞや?というところからです。一般的なサビキはハゲ皮やゴム、ナイロンなどを針に巻いて擬似針としていますが、ウイリーサビキは毛糸のような糸を巻いて擬似針にします。

ウイリー糸の入手

ウイリー糸は釣具店でも売っていますし、手芸店などでも「ウーリー糸」という名称で販売されています。
ヤマシタウイリー糸

いかにも釣れそうな派手なカラーは釣具店で購入しました。ヤマシタから発売されている製品です。

フジックスウーリーロック

釣具店で売っていないカラーは手芸店で購入しました。「ウーリーロック」という名称で売られています。

難点はあまり売れない糸のようで、近所の小さな手芸店ではカラーが揃っていないことです。私は散々探して大型の手芸店で購入しましたが、ネット販売を利用するほうがいいかもしれませんね。

釣具店で売っているのはヤマシタかフジベイト製です。ヤマシタのほうが糸自体にボリュームがあり、ウイリーサビキに向いている気がしますね。

フジベイトはやや糸が細く、ボリュームを出すには本数が必要です。使ってみた感じからするとフジベイトの糸とウーリーロックは同じ傾向です。
(本記事で使っている糸はウーリーロックです。)

ウイリー糸を針に巻く

それでは、私流の巻き方をご紹介します。

 

1.先にハリスを結んでおく

一般的にはハリスを結ぶ前に針にウイリー糸を巻くようですが、私は先にハリスを結びます。

理由はハリス結びに自動針結び器を使用しているのでウイリー糸を巻いてからではハリスが結べないことと、サビキは針が小さいことが多いので手でハリスを結ぶとしても先にウイリー糸を巻いていると相当結び難いからです。

 

2.ウイリー糸のカット

ウイリー糸をカット

必要な長さにウイリー糸をカットします。今回は糸の垂らしを最終的に4本にしたいので、40cmほどにカットし2つ折りにしました。あまりケチらずに長めにしておくことがコツです。

 

3.針とハリスを作業台にセットする

針を作業台にセットする
そのままでも巻けないことはないですが、私は写真のように針とハリスを作業台に固定しています。特に小さい針の場合は格段に作業効率が上がります。

(作業台 ST-93のご紹介はこちらです。)

このような作業台が無い場合でも、ハリス側を固定しているだけでも作業性が全然違います。ぜひお試しください。

 

4.懐部分から巻き始める

ウイリー巻き始め

上画像のように針の懐部分から巻き始めます。

 

5.ウイリー糸を針の軸に巻きつける

ウイリー巻き付け2

左手で糸を押さえながら、軸に沿って巻きつけていきます。上まで巻いたら折り返しますのであまりギチギチに巻く必要はありません。

 

6.ウイリー糸を針の懐まで巻き戻し、結んで固定する

ウイリー巻き戻し

ウイリー糸を針の懐まで巻き戻します。

もう一度結ぶ
最後に垂らしの部分を結んで固定すればOKです。お好みで接着剤などで固定してもいいでしょう。

ウイリー針の仕上げ

カット
ウイリー糸が巻けたら仕上げに入ります。目標とする垂らしの長さより長めに4本のウイリー糸をカットします。

 

ウイリー糸をほぐす

フワフワとしていることがウイリーサビキの特徴です。垂らしをカットしたままではまだただの糸ですので糸をほぐしてフワフワにします。

チャコペンシル

ウイリー糸をほぐすには100円均一で購入したチャコペンシルの反対側に付いているブラシを使用しています。これがいい感じに尖っていて、固くもなく柔らかくもないので綺麗にほぐせるんです。

ウイリー糸をほぐす1

垂らし部分の根もとから…

ウイリー糸をほぐす2

トントントントン…と叩くように右側へ払いながらほぐしていきます。

ほぐし完了

30~40回ほどトントンすれば全体がほぐれます。

完成

最後に、お好みの長さに垂らし部分をカットすれば完成です。

動画:ウイリー糸の巻き方


ウイリー糸の巻き方の動画です。ご参考になれば幸いです。

 

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