PEライン 投げ方のコツ

釣り

調子よく釣りをしている最中にライントラブル…。

一気にやる気がなくなりますよね?

ライントラブルを減少させる、PEラインの投げ方について書いてみようと思います。

 

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PEラインのトラブル1.「ガイドに絡まる」

PEラインのトラブルと言えば、「ガイドに絡まる」ではないでしょうか。軽いルアーならまだいいですが、重いメタルジグなどでは最悪ラインが高切れします。

切れなくても絡まったままラインがルアーに引っ張られ、物凄い摩擦熱でラインにダメージが…。

しかしこのトラブルは投げ方でかなり防ぐことができます。

一番してはいけない投げ方

バス投げ

PEラインで一番してはいけない投げ方第一位!が上のような投げ方です。
いわゆる「バス投げ」です。

ルアーの垂らしが短く、ロッドを後ろに振った反動で投げる感じですね。

この投げ方はPEラインに最も嫌われているようで、かなりの頻度でガイドの足に絡まります。

PEラインがガイドに絡む原因は、ライン自体が非常にしなやかであることと、リーダーとPEラインのノット部分がガイドに衝突することによって起こります。

ガイドにノットが衝突

ラインがたわむ

ループ状になったラインがガイドに絡む

こんな感じです。

特にバス投げをすると、反動が強すぎて投げ終わりにロッドティップが下を向き、ガイドへの絡みを加速させます。本当に軽くチョイ投げならいいですが、PEラインのフルキャストでこの投げ方はNGです。

理想的な投げ方は?

理想の投げ方

1.ルアーの垂らしは50cmぐらいにします。ロッドを静かに後ろに振り、一旦止めます。

2.ロッドを前に振りキャストを開始します。ここで初めてロッドを曲げることになります。

3.やや上向きでルアーをリリースします。

コツは力任せに投げないことです。ルアーの重みをしっかりとロッドに乗せてロッドを曲げ、後はロッドに投げてもらう感じです。リリース後にロッドティップをぶれさせないことが大事です。

PEラインとリーダーの接続について

とにかくコンパクトでシンプルなノットが、ガイドとノットの衝突を減らす一番のポイントとなります。
(簡単な結び方のノットという意味ではありません。)

ノットの種類としてはFGノット一択です。ノットのコンパクトさという点において、これを越えるノットは無いと思います。

PE

FGノットを結ぶと上画像のような感じです。リーダーにPEのメインラインを巻きつけて締め込む結び方です。

一番太い部分でリーダー+PEラインの太さ分しか無いのでこれが一番シンプルです。この結び方は「PEラインの結び方」で詳しくご紹介していますので、ご覧いただければ幸いです。

私は最初「8の字ぐるぐるノット」で結んでいましたがトラブル多発、何度もくじけそうになりましたがFGノットをマスターしてからはトラブルは激減しました。

リーダーの長さについて

リーダーの長さの決め方ですが、まだPEラインに慣れていないならできるだけ短くすることをお勧めします。しかし、30cmではリーダーの意味がありません。

最初は80cm~1mから初めてみてください。

リーダーを短くする理由は、短い分ノットがガイドに当たる確立が格段に下がり、トラブルが減るからです。PEラインのキャスティングに慣れてきたら、自分の釣りに適切な長さにしてください。

私の場合、シーバスでは1.5mぐらいにしています。釣る場所がテトラなどの根が荒い場所ではもっと長く、2~2.5mぐらいにします。PEのメインラインがテトラや根に擦れてしまうと一発で切れてしまうからです。

チョイ投げのキス釣りなどではしっかり接続することが目的なので、80cmぐらいですね。


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PEラインのトラブル2.「ラインが塊りで放出される」

こちらもよくあるトラブルですね。これはPEのメインラインにヨレが入ってしまうことと、軽いルアーを使用していてリールにラインがフワフワに巻かれてしまうことにより起こります。

 

PEラインのヨレを防ぐには?

これは最初が肝心です。新品のラインをリールに巻くところから防止策を講じておきましょう。PEラインのパッケージを開けてそのままスプールに結んで巻いてはいけません。

PEラインはとても滑りがいいという特性があるので、直接スプールに結ぶと巻いたライン全体が滑ってしまう危険性があるからです。

これを防ぐため、新品のPEラインにリーダーを結びます。これはライン保護目的のリーダーではなくスプールに結ぶためのリーダーですのであまり太い物は必要ありません。1号のPEラインなら3号程度のナイロン、フロロのラインで十分です。結び方はPEラインの結び方をご参照ください。

接続したリーダーはユニノットでスプールに結びます。結び方はユニノットの結び方でご紹介しています。

ラインの巻き取り

さて、いよいよラインの巻き取りですが、直接巻いてしまうとスピニングリールの宿命でヨレが入ってしまいます。ヨレを防ぐために私は第一精工のスーパーラインマーキーを使用しています。

スーパーラインマーキー

マーキーセット

巻き取る時の状態はこんな感じです。先端に固定したラインのスプールがスピニングリールのローターと同調して回転し、ヨレを発生させずにスピニングリールでも平行に巻き取りが可能になります。また、巻き取りの強さも調整できますのでPEラインの場合は強めに巻き取ることをお勧めします。

ラインのフワフワ巻きを防ぐ

キャストした後、巻き始めににラインをたるませない

キャストしてルアーが着水、スピニングリールのベイルを起こして巻き始めますよね?巻く前に少しラインを引っ張ってたるみを取ってください。これだけでもかなりトラブルを防ぐことができます。

また、重いメタルジグや引き抵抗の重いルアーでは問題ないのですが、軽いルアーをキャストし続けるとどうしてもラインがフワフワに巻き取られてしまいます。これは防ぎようが無いので時々ラインを指でつまんでテンションをかけて巻き取ってあげてください。

また、重いルアーにチェンジしてロングキャストし、しっかり巻き取るなども効果的です。

トラブルがあってもくじけない!

どんなに気をつけていてもライントラブルは起こります。ガイドに絡まったり、塊りで放出されたり、高切れしたり…。

でも、それがPEラインの宿命です。ノットを組み直してすぐに根がかりなんてした時は本当にくじけそうになります。しかし、それを補って有り余るメリットがPEラインにはあります。

とにかく、くじけずに使い続ける

これがPEラインを使いこなす一番の近道です。がんばってください。

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