現在は様々なPEラインが売られています。値段もピンからキリまでありどれを選んでいいのやら…。そんなPEラインの選び方のお話です。
最初はどのようなPEラインを選ぶべきか?
PEラインはナイロンやフロロのラインより高価なラインです。理由はナイロンやフロロと違い、細いポリエチレンの繊維を編み込んで作られた糸をさらに編みあげて作られるラインだからです。製造に手間がかかる分、高価になってしまうということですね。
ナイロンやフロロの感覚でPEラインを使い始めると、必ずPEライン特有のライントラブルに悩まされます。これはPEラインの特性上どうしようもないお約束のような物です。
最初はトラブルでかなりの量のラインをロスすることになりますので、いきなり高価なPEラインではお金がいくらあっても足りません。最初は、比較的安価なPEラインから始めることをお勧めします。
安ければどんなラインでもいいのか?
そんなことはありません。あなたが次の一投で出会う魚は、とてつもない価値がある魚かも知れないからです。安いだけの怪しいラインで悔しい思いはしたくないですよね?
私がPEライン初心者の方にお勧めするなら、ラパラのラピノヴァX マルチゲームシリーズです。
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Rapala(ラパラ) PEライン ラピノヴァX マルチゲーム 200m 0.8号 17.8lb 4本編み ライムグリーン RLX200M08LG 新品価格 |
このラインをお勧めする理由は、
1.PEラインとしては驚くほど低価格であること。
2.安くてもルアーメーカーとしては非常に有名なラパラが発売しているので信頼できること。
3.コーティング系のPEラインなので初心者でも扱いやすいこと。
この3つです。私もキスのチョイ投げにはこのPEライン(0.6号)を使用しています。この値段ならナイロンやフロロと比べても見劣りはしないと思います。
3.のコーティングについてですが、PEラインはとてもしなやかであるという特性を持っています。
しかし、このしなやかさがライントラブルの原因になったりもしますので、PEラインに特殊なコーティングを施し、ハリを持たせているのです。
ただし、何度か使用するとコーティングが剥がれてしまい普通のPEラインになってしまいます。いつまでもコーティングの効果は続かないので注意してください。
コーティング系のPEラインで有名な物にバークレイのファイヤーラインがあります。
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バークレイ(Berkley) PEライン 150m 1.5号/24lb グリーン スーパーファイヤー 釣り糸 新品価格 |
こちらもかなり有名なコーティング系PEラインです。
私も使用したことがありますが、コーティングの耐久性とハリの強さはこちらのほうが上だと思います。価格が許せるなら、こちらもお勧めできるラインです。
PEラインに慣れてきたらどんなラインがいい?
それは8本撚りのPEラインです。PEラインには大きく分けて4本撚りと8本撚りのラインがあります。8本撚りのほうが製造コストがかかるので高価です。4ブレイド、8ブレイドとパッケージに表記されています。
私がお勧めする8本撚りのPEラインは、東レのシーバスPE パワーゲームです。
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東レ(TORAY) PEライン 0.8号 15lb 7.1kg 8本 150m シーバスPE パワーゲーム ホワイト 新品価格 |
このラインをお勧めする理由は、
1.コーティングされていないこと。
2.ラインが染色(色が付いていない)こと。
3.8本撚りでは許せる範囲の価格であること。
この3つです。
1.のコーティングの有無についてですが、コーティングラインはどうしてもライン自体が太くなってしまいます。つまり、同じ号数なら飛距離が落ちてしまうのです。私は飛距離を優先します。
2.については、染色すると強度が落ちるという話を聞いた(読んだ?)ことがあるからです。些細なことかも知れませんが、少しでも強いほうがいいですよね?
3.の価格についてはラパラやファイヤーラインの倍はします。私も最初はビビりましたが、8本撚りが最初に出てきた頃なんて8,000円ぐらいしましたからね。
それに比べれば随分安くなったと感じます。それ以上に、4本撚りと8本撚りでは使用感が全然違います。これは同じ東レのシーバスPE(4本撚り)を使用しての比較なので間違いありません。一度使用するともう4本撚りには戻れない、そんな感じです。
私はシーバス、ショアジギングにはこのラインを使用しています。不満は全くありません。
私がお勧めする(使用している)PEラインをご紹介してみました。最近は12本撚り!なんてPEラインも出てきましたね。値段が高すぎて手は出ませんが…。
価格と性能、なかなか悩ましいところです。
この記事が皆様のPEライン選択のご参考になれば幸いです。