ホットワックスに挑戦したいが費用はどれぐらい?皆さん悩みどころだと思います。そこで予算別にお勧めのセットをまとめてみました。
ホットワックスに必要な道具
一からホットワックスを始めるにあたり、最低限必要な道具は、
1.ワックス
2.ワックスアイロン
3.ワクシングペーパー
4.スクレイパー
5.ブラシ
6.作業台(ワックススタンドなど)
上記6点が必要です。私がよく使っているガリウムをメインに、お試しではなく継続することを前提としたお勧めの道具をご紹介します。
16,000円コース
それでは最もリーズナブルなラインからいってみましょう。それでも16,000円もしますが…。
ワックス
ワックスはガリウムのピンク、紫、青を揃えます。
EXTRA BASE PINK(100g) SW2076
EXTRA BASE VIOLET(100g) SW2075
EXTRA BASE BLUE(100g) SW2074
各100gで実売価格1,000円ぐらいです。合計3つなので3,000円ですね。
実際のところ温度帯だけで考えるとピンクと紫は「滑走」で考えると出番はあまりなく(春は紫を使うこともあります)、青がメインになります。ただ、真面目にベース作りをするならこの3種を重ねていく必要があるので3点としました。ベース作りは無視して本当に最低限でいいなら青一択です。温度帯が-3度~-12度なので新潟ぐらいまでのハイシーズンならこの温度帯で十分かと思います。
ワックスアイロン
ワックスアイロンにはガリウムのTU-215をチョイスしました。実売価格は5,500円ぐらい。
結論から言いますと上位モデルのTU-0205のほうがいいのは間違いないですが、あくまでのリーズナブル路線なので…。ここまでで8,500円。
ワクシングペーパー
ワクシングペーパーはガリウムではなくSWIXの製品をお勧めします。(T0153L/100枚入り)
適度な硬さがあり非常に使いやすいペーパーです。50枚入りもありますが消耗品なので100枚のほうがお得です。実売価格1,600円ぐらい、ここまで10,100円。
4.スクレイパー
スクレイパーはホルメンコールの20630/3mmの物をお勧めします。このスクレイパーは3面が丸く面取りされていて、面取りされた部分を使えばソールを傷つけにくい形となっていてお勧めです。実売価格1,500円程度、ここまで11,600円。
別のメーカーの物でもいいですが必ず3mmで幅の短い物をチョイスしてください。5mmですとスクレイパーの「しなり」が使えずワックスが削りにくく、30cmほどあるロングの物はこれまた使いにくいのでお勧めしません。角が立っている物は使う前に角を丸めることを忘れずに!
ブラシ
ブラシは1個だけならガリウムのボア&ナイロンミックスブラシをお勧めします。ボアとナイロンのミックスなので固めのワックスも効率よくブラッシングできます。実売価格は4,000円! ブラシって結構高いんですよね~。ここまで15,600円です。
ブラシは他にも安い物がありますが、長い目で見れば信頼できるメーカーの物をチョイスするほうがいいと思います。あとミニブラシの3点セットもありますがブラシが小さすぎて作業効率が悪いのでお勧めしません。
作業台

ホットワックスをかけるためにはソールを上に向けて作業をする必要があります。専用のワックススタンドが理想ですが、無くても大丈夫です。上画像のようにスノーボードのノーズとテールが浮くように、ボードの下に「台」をしましょう。台は雑誌などを重ねてもいいですし、プラスチック製の折り畳み式のイスや踏み台のような物でもいいと思います。ワックスを削る時やブラッシングは結構力を入れての作業となりますので台とボードで傷がつかないようにと滑らないように工夫が必要です(ゴムシートなどを敷くなど)。家庭内にある物でできれば0円!なのでここまでの費用は約16,000円となります。
16,000円コースまとめ
| アイテム | 商品名 | 実売価格(記事作成時/円) |
| ワックス | EXTRA BASE PINK(100g) SW2076 | 1,000 |
| ワックス | EXTRA BASE VIOLET(100g) SW2075 | 1,000 |
| ワックス | EXTRA BASE BLUE(100g) SW2074 | 1,000 |
| ワックスアイロン | ガリウム TU-215 | 5,500 |
| ワクシングペーパー | SWIX T0153L/100枚入り | 1,600 |
| スクレイパー | ホルメンコール 20630/3mm | 1,500 |
| ブラシ | ガリウム ボア&ナイロンミックスブラシ | 4,000 |
| ワックススタンド | なし | |
| 合計 | 15,600 |
どうでしょうか?結構アイテムを絞っても16,000円必要です。「結構かかるな~」と思われる方が大半だと思います。
セット商品はどうなの?
ガリウムからはトライアルワクシングセット「JB0015」という商品が実売10,000円ぐらい売っています。セット内容は以下の通りです。
・EXTRA BASEワックスセット(BLUE・VIOLET・PINK/各30g)
・フッ素高含有固形ワックス(30g)
・ミニクリーナー(60ml)
・ミニナイロンブラシ
・ミニブロンズブラシ
・ミニボアブラシ
・ミニスクレーパー
・ミニコルク
・ミニラストリムーバー
・ミニファイバーテックス(コンビ)
・ワクシングペーパー10枚
・チューニングシート(200×170cm)
・アイロン・S
・ワクシングマニュアル
・ケース
・ステッカー
なかなか充実したセット内容ですので「とにかく安くホットワックスを体験したい!」ならありかと思います。しかし、「これからはしっかりワックス入れてメンテしていきたい!」という人にはお勧めできません。理由は以下の通りです。
・アイロン:TU-215などの通常のアイロンにくらべ小さく見えます。恐らくですがアイロンにパワーが無く、ガリウムの青などはなかなか溶けてくれないことが予想されます。
・ワックス:ピンク、紫、青と滑走ワックスが入ってるのはいいのですが各30gと量が少なすぎます。ベースワックスで大体、1回で約10gのワックスを消費するのですぐに使い切ってしまいます。
・ブラシ:こちらもブロンズ、ボア、ナイロンと3種入っていますがサイズが小さいので作業効率は悪いです。
・その他:ホットワックスメインになるとコルクは使いませんし、今はどうかわかりませんがガリウムのワクシングペーパーは柔らかくて使い辛いです。
私の経験上からすると、ホットワックスにハマる人ならば消耗品以外、セット内容の殆どを捨てて買い直すことになります。だからこそ16,000円コースのアイテムをお勧めしたいと思っています。
約35,000円コース
ここからは本格的にホットワックスをやりたいという人向けのコースを紹介します。16,000円コースからアイロンだけを省いて10,100円からのスタートです。
ワックスアイロン:ガリウム TU-0205
本格的にホットワックスをするならアイロンはガリウム TU-0205を断然お勧めします。私も愛用しているモデルです(私が使っている物は古いので型番は違いますが)。TU-215などのリーズナブルモデルに比べ温度の低下が少なく安定していて、ガリウムの青もストレスなくワクシングできます。実売価格は13,000円でリーズナブルモデルの倍ほどしますが買い直すことを思えば…というヤツです。(私のアイロン購入失敗談はこちらのページをご覧ください。
ここまで23,100円となります。
ナイロンブラシ・馬毛ブラシ
ナイロンブラシはボア&ナイロンミックスブラシの次に使用し、最後に馬毛ブラシで仕上げます。ナイロンブラシは実売1,500円、馬毛ブラシは約3,000円なのでここまで27,600円となります。
ワックススタンド
次に追加したいのはワックススタンドです。これがあると立って作業ができるのでスクレイピングやブラッシングが捗ります。ボードを立てて挟むこともできますので先々、エッジメンテナンスをする時にも役立ちます。実売価格約7,000円ですので合計34,600円となります。
約35,000コースまとめ
| アイテム | 商品名 | 実売価格(記事作成時/円) |
| ワックス | EXTRA BASE PINK(100g) SW2076 | 1,000 |
| ワックス | EXTRA BASE VIOLET(100g) SW2075 | 1,000 |
| ワックス | EXTRA BASE BLUE(100g) SW2074 | 1,000 |
| ワックスアイロン | ガリウム TU-0205 | 13,000 |
| ワクシングペーパー | SWIX T0153L/100枚入り | 1,600 |
| スクレイパー | ホルメンコール 20630/3mm | 1,500 |
| ブラシ | ガリウム ボア&ナイロンミックスブラシ | 4,000 |
| ブラシ | ガリウム ナイロンブラシ | 1,500 |
| ブラシ | ガリウム 馬毛ブラシ | 3,000 |
| ワックススタンド | 7,000 | |
| 合計 | 34,600 |
16,000円コースから倍以上の価格となりましたがかなり充実した内容です。ここまで揃えれば後は消耗品(ワックス、ペーパーなど)だけで済みますので初期投資としては悪くないのではないかと思います。
最終:約60,000円コース
それでは一番高い60,000円コースにいってみましょう。約35,000円コースからボア&ナイロンミックスブラシ、ナイロンブラシを省いてスタート価格は29,100円となります。
ロトブラシ(ロータリーブラシ)
省いたボア&ナイロンミックスブラシ、ナイロンブラシの代わりに電動ドリルに取り付けるロトブラシを追加します。私も愛用していてもう手作業には戻れません。(参考記事:ブラッシングが超楽に! ロータリーブラシ)問題はどのアイテムを選ぶかですが、私は以下の3点を使用しています。
| アイテム | 商品名 | 実売価格(記事作成時/円) |
| ロトブラシハンドル | ガリウム ロトブラシハンドル SP3119 | 5,500 |
| ロトブラシ | ガリウム ロトブラシ ボア&ナイロン ミックス SP3121 | 8,000 |
| ロトブラシ | ガリウム ロトブラシ ナイロンハード SP3110 | 7,000 |
| ドリル | ※回転数調整可能な物推奨 | 8,000~10,000円? |
| 合計 | 30,500 |
上記3点に加えてナイロンブラシソフトもセットになっている物が26,000円程度で販売されていますが、個人的にはソフトはいらないかなと思っています。私はロトブラシボア→ロトブラシナイロン→馬毛を手仕上げでブラッシングしています。ドリルもセットになっているフルセットもありますが45,000円程と割高なのでお勧めしません。これで合計59,600円となります。
ドリルについて
ガリウムのロトブラシ専用ドリルは2,1000回転/minのスペックです。充電式のドリルが作業性がいいのですが、私が持っている物は10.8Vのモデルなので高速モードにしても回転数が低くて作業効率が悪く現在は使用していません。
私は手持ちのそこそこデカい回転数調整可能な有線式ドリルを使っています。ロトブラシといえども効率よくワックスを掻き出すにはある程度の回転数とトルクが必要です。18Vの充電式ドリルなら回転数が高そうなのでいけるかも?です。
約60,000円コースまとめ
| アイテム | 商品名 | 実売価格(記事作成時/円) |
| ワックス | EXTRA BASE PINK(100g) SW2076 | 1,000 |
| ワックス | EXTRA BASE VIOLET(100g) SW2075 | 1,000 |
| ワックス | EXTRA BASE BLUE(100g) SW2074 | 1,000 |
| ワックスアイロン | ガリウム TU-0205 | 13,000 |
| ワクシングペーパー | SWIX T0153L/100枚入り | 1,600 |
| スクレイパー | ホルメンコール 20630/3mm | 1,500 |
| ブラシ | ガリウム 馬毛ブラシ | 3,000 |
| ワックススタンド | 7,000 | |
| ロトブラシハンドル | ガリウム ロトブラシハンドル SP3119 | 5,500 |
| ロトブラシ | ガリウム ロトブラシ ボア&ナイロン ミックス SP3121 | 8,000 |
| ロトブラシ | ガリウム ロトブラシ ナイロンハード SP3110 | 7,000 |
| ドリル | ※回転数調整可能な物推奨 | 8,000~10,000円? |
| 合計 | 約60,000 |
ロトブラシまで追加した最強セットです。ホットワックスで一番大変なのがブラッシングで、特にガリウムの青などは固くてなかなかワックスが取れないんですね。
最後に
いかがでしたでしょうか。ホットワックスに必要な道具を予算別に3パターンまとめてみました。最初はリーズナブルなコースから初めて徐々に必要な物を買い足すもよし、板が何枚もあるならロトブラシ入りフルセットを買うもよし。ホットワックスの具体的な方法は当サイトのスノーボードチューンナップで色々ご紹介しているのでご参考まで。それでは皆様、快適なホットワクシングライフを!
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