「そろそろPEラインを巻き替えようか」
そんな時期が来ますよね。PEラインの巻き方、コツなどをご紹介します。
リールのスプールにどれぐらい巻くか?
スピニングリールの場合はスプールエッジまで目いっぱい巻くことが基本となります。
ラインの巻き量が少ないとキャスト時にスプールエッジとラインの接触が多くなり、抵抗が増え飛距離が落ちます。
反対に多すぎるとキャスト時に下側のラインも巻きこんで放出されライントラブルの原因となってしまいます。
ラインの巻き量-私の場合
シマノタイプのスプールの場合、上画像で示す矢印の位置まで巻きます。スプールエッジが斜めになっている真下までですね。
ダイワタイプのスプールの場合、境界が分かり辛いですが上画像のようにスプールエッジから2mm程下まで巻きます。
ライン巻き量のコツ
「欲張りすぎて巻きすぎない」こと。
これにつきます。
トラブルになっては元も子もないのでほどほどに…。
PEライン-巻き方の手順
今回はシマノのレアニウム4000XGにユニチカのPEライン1.2号を巻いてみます。8本撚りにしては安価なので買ってみました。実売2,000円程度です。
現在はPEライン専用モデルのリール(シャロースプール)も多数存在しますが、レアニウム4000XGはPEライン向きのシャロースプールではありませんので下巻きが必要となります。
以下の方法は下巻きを前提とした巻き方ですが、シャロースプールでもピッタリ合わせるには多少下巻きが必要ですのでご参考になると思います。
1.新品のPEラインにリーダーを結ぶ
最初に新品のPEラインへ実釣に使用するリーダーを結びます。今回買ったユニチカのPEラインは25mごとに紫のマーカーが付いているので色付きのノットになってますね。
2.「スーパーラインマーキー」にリールとPEラインをセットし、リールに巻く
スピニングリールにラインを巻く場合平行に巻くことがトラブルを防ぐ重要な要素です。平行巻きでないとラインにヨレが入ってしまいライントラブルの原因となってしまいます。
ラインのヨレをできるだけ防ぎたいので私は第一精工の「スーパーラインマーキー」を使用しています。
※この巻き取りは仮ですのでスプールに結ばず、テープでリーダーを固定しています。
ラインテンションはかなり強く巻きます。スーパーラインマーキーにはテンションの調整ネジがあるのでこの締め具合で調整します。
テンションの強さを説明するのは難しいですが、手でリールを連続回転させることができる限界まで、でしょうか。巻いているだけでかなり疲れますので私は途中で何度か止めては巻くを繰り返しています。
強く巻く理由はこれもライントラブル防止のためで、緩く巻いた際に起こる下のラインも一緒に放出されることをできるだけ防ぎたいからです。
ラインマーキーを使用するとリールのローターと同調してPEライン側のスプールも回転します。これで平行巻きとなりラインのヨレを防いでくれるとう仕掛けです。
(画像がボケボケで申し訳ないです。)
PEラインの巻き取りが終了しました。まだかなりスプールが余っていますね。
3.下巻き糸を巻く
スプールが余っている分、下巻き糸で埋める必要があります。PEを150m引き出されるような大物が…ヒットすることは無いと思いますが、念のためしっかりFGノットで結びます。
下巻きに使う糸は余っている物があればいいですが、私は吸水性での劣化などを考えるとフロロカーボンが最良だと思うのでこれを使用しています。
4.空きスプールにリールに巻いたPE、下巻き糸を巻き取る
現状はスプールの下側にPE、上側に下巻き糸となっています。実釣で使うには向きを逆にする必要があるので空きスプールに一度巻き取ります。
巻き取りには第一精工の「リサイクラー」などを使いますが、私は面倒なのでドライバードリルに空きスプールを固定して巻き取っています。
固定の方法はPEラインのメンテナンスという記事でご紹介していますので、ご覧いただければ幸いです。
5.もう一度空きスプールに巻き取り、ラインの向きを変える
手順3.で巻き取ったPE、下巻き糸をもう一度別の空きスプールに巻き取ります。私は片側をリサイクラーに、もう一方をドライバードリルに固定し巻き取っています。これでようやくリールに巻く準備が整いました。
6.ラインをスプールに結ぶ
現在は下巻き糸が上になっていますので、そのままラインをスプールに結びます。結び方はユニノットです。結び目の影響を少しでも抑えるため、結び目をスプールの前側に寄せておきます。
最後にラインマーキーでリールに巻けば完了です。お疲れ様でした!
最後に
PEラインをピッタリとスプールエッジに巻く方法をご紹介しました。合計で5回も巻き取らなければならないのでかなり面倒ですが、そう頻繁に行う作業でもないので私はこの方法でライン交換をしています。
下巻き量を計算して巻く方法もありますが、それでもピッタリに合すのは至難の技ですからね。
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