ホットワックスを何度も繰り返す理由

ホットワックスとは?

「ホットワックスは何度も何度も繰り返し…」が定説です。これには諸説あり、効果が無いと言う人、あると言う人と様々です。

私は「先人の知恵には必ず意味がある」と思っていますので後者ですね。今までしっかり手入れしているメインボードでは、ゲレンデでワックス切れで滑らなくなったと感じたことはありません。

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イージーワックスとホットワックス

イージーワックス(ソールにゴシゴシと塗り込むタイプ)やスプレーワックスはソールの表面に「塗る」タイプのワックスです。速効性はあるかも知れませんが、ソールに塗っているだけですので持続力は期待できません。

ホットワクシングは、ワックスアイロンで固形のワックスを温めて溶かし、ソールに「吸収させる」タイプのワックスです。ここが簡易タイプと大きく違う点となります。

何度もワクシングを繰り返し、ソールの中にワックスの「層」を作っていきます。この層が持続力を作ります。

ワクシングを繰り返すことの議論

この「何度もワクシングを繰り返す」ことには様々な意見があります。中には「全く意味がない、ワックスメーカーの消費を促す策略だ」と言う人もいます。

私がよく使用するワックスメーカー「ガリウム」のホームページでも、ピンク(高温用)、紫(中低温用)青(低温用)を各3回、推奨は各10回と書いてあります。

確かに合計30回は競技者でもない私のようなサンデーボーダーには辛い作業です。30回は私も施工したことはありませんが、競技レベルなら必要なのでしょう。

しかし、ホットワクシングにも「これが絶対」という決まりはありません。スノーボードはそれぞれのスタイルで楽しむ自由な遊びです。

ワクシングやチューンナップはあくまでも「スノーボードを楽しむ」ための物ですので、あまり堅苦しくなる必要もありませんし、メンテナンスで疲れてしまっては本末転倒です。はっきり言って自己満足の世界なので、自分が納得できる回数で気楽にやりましょう。

私のワックスメンテナンス

私はシーズン前に各色3回は必ずワクシングを行っています。これをワックスの「ベース作り」と言います。

各色3回で「ベースは完璧!」ということにしておき、あとは気分でゲレンデに適した滑走ワックス(フッ素入り)を入れます。めんどくさい時はベースワックスのままで行くこともあります。(ベースワックスだけでも十分滑ります。)

帰ってきたら、[クリーニングワックス]をかけ、次に行く場所に適したベースワックスを1回かけます。

このルーチンで1シーズンを過ごしています。

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