ブラッシングが超楽に! ロータリーブラシ

ホットワクシングに必要な道具

ロータリーブラシとは、電動ドリルに取りつけて使用するタイプのブラシです。これがあるとブラッシング作業が非常に楽になります。作業の様子は下の動画をご覧ください。

 

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動画:ロータリーブラシ

私が現在使用している動画中のロータリーブラシは、以下の通りです。(ガリウム製です。ガリウムではロータリーブラシのことを「ロトブラシ」と呼ぶようです。)

ロータリーブラシ/必要な道具

 

ロトブラシ・ボア

ロトブラシ・ボア

ボアブラシのロータリー版です。ボアブラシとはブラシの項目では紹介していませんが、ナイロンブラシよりも固いワックス向きのブラシです。私はガリウムの青(かなり固めのワックス)を多用するので、このブラシを最初に使用します。

 

ロトブラシ・ナイロンハード

ロトブラシ・ナイロンハード

ナイロンブラシのロータリー版です。この他にナイロン・ソフトもありますが、私は購入していません。ボアブラシとナイロンハードで「荒仕削り」し、後は手作業でブラッシングし仕上げています。

 

ロトブラシハンドル

ブラシを通してドリルに固定するためのハンドルです。これが無いと使用できません。私はハンドル部分を改造して使用しています。理由は以下の通りです。

ガリウム製ロトブラシハンドルの欠点

ブラッシング作業が劇的に楽になるロータリーブラシですが、ガリウム製では1つだけ欠点があります。それは「ブラシの交換が面倒くさい」のです。
手順としては、

1.ドリルのチャックを緩め、ハンドルを取り外す。
2.ブラシをハンドルから抜き、交換。
3.ドリルを再度取り付け

ドリルのチャックを手で緩めるタイプの物ならまだマシですが、私が持っているドリルはチャックを工具を緩めるタイプの物です。

ブラッシング作業ではブラシの交換を頻繁に行いますのでこれはマズイ…。そこで、ガリウム製ロータリーブラシを購入する前に使用していたSWIX製のハンドルを取り付けられるよう、ハンドルのシャフトを改造しました。(SWIX製はワンタッチでハンドル部分が外れるのです。)

真似する人はいないと思いますが、下画像のようにシャフトの先端を加工しました。

先端比較

上がSWIX、下がガリウム製のシャフト先端です。ガリウム製のハンドルはこの部分は黒いゴム製ハンドルで隠れていて、ベアリングが2個付いていました。それを取り外し、先端に溝を掘る形で加工しました。

これで動画中のように、ガリウム製のロータリーブラシでもハンドル先端を取り外すことによりブラシの交換が可能になります。購入を検討されている方はチャックを手で回して交換できるタイプのドリルをお勧めします。

ドリルの回転数について

ガリウムでは2,100回転/分の専用ドリルが売られています。この回転数を目安にドリルを選定すればよいと思います。

一般的な「ドライバードリル」と呼ばれる物は回転数が低すぎて効率が悪いです。かといって、回転調整が無い小型のドリルは速すぎるので、回転数が調整できる物を私は使用しています。

ロータリーブラシ購入の経緯

私がホットワクシングを始めた頃、スクレイピングが今ほどしっかりできていなく、友人の板も面倒を見ていたこともありブラッシング作業が一番辛いものでした。

いつも出発ギリギリまで作業し、行きの道中で腕がパンパン…。なんとかならないものかと、いつも考えていました。

そしてある日、偶然読んだ雑誌のページにドリルに取りつけたブラシで作業している写真を見つけました。

「こんな便利な物があるのか!」

家に帰りWEBで検索すると、

「た、高い…。」

スノーボード用のロータリーブラシ(幅30cm)はブラシだけで13,000円!ナイロンブラシ、馬毛ブラシ、ハンドルとシャフトが必要なので、総額5万円を軽く超える代物でした。

さすがにこれは買えない。でもあきらめきれない…。もっと安い物はないかと探していると、スキー用のSWIX製のロータリーブラシ(幅10cm)を発見しました。

ナイロンブラシ、馬毛ブラシとハンドルで計25,000万円でした。これならなんとか手が届く、幅が狭いのは何度もブラシを走らせれば問題ないだろうと購入しました。現在も使用している、下画像の物です。(ナイロンブラシは現在、摩耗してしまったので廃棄しました。)

SWIX ロータリーブラシ

しかし、この製品はスノーボードで使うには問題があります。ハンドルの「ツバ」部分の直径がブラシとほぼ同じかやや大きかったのです。
ハンドル
本来、この部分には別売の「プロテクションカバー」を取りつけるようになっています。

スキーなら板の幅が狭いのでこの部分が干渉することはないのですが、スノーボードの場合はハンドルがソールに干渉して使えませんでした。

「大枚はたいて買ったのに…。」

凹んだのは言うまでもありません。しかし、もう買ってしまったので後には引けない。仕方なく新品のハンドル部分をいきなりガシガシと削り取り、これでようやく使えるようになりました。SWIX製のロータリーブラシをスノーボードに使おうと検討中の方はご注意ください。

最初の画像中ハンドルが、上画像と違うのはこれが理由です。もちろん、プロテクションカバーは取り付け不可となります。

ロータリーブラシその後

このSWIX製ブラシは本当に長く愛用していました。それでも、ナイロンブラシが摩耗し、ロータリーといえど効率よくワックスを除去できなくなってきます。摩耗して毛が短くなってきたのです。(毛の長さが半分ぐらいになってしまいました。)

これはマズイ、新しいブラシを調達せねば…。馬毛ブラシは問題なかったので同じナイロンブラシをもう一度買うかと思いましたが、webで調べるとガリウムからロータブラシが発売されている!

しかも幅20cm、価格も(ロータリーブラシにしては)安い!ボア、ナイロンハード、ハンドルを買っても17,000円程度で買えるとは…。

早速購入し、現在に至っています。ガリウムさん、ありがとう!あとはハンドル部分さえ改良してくれれば完璧です!

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1本だけならこのボア&ナイロン ミックスブラシをお勧めします。固めのワックスもガシガシ削れますので、残りは手仕上というのもアリです。

 

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