板を買ったら最初にすること-エッジのダリング

エッジ-ノーズ

始めてスノーボードを買ったり、所有している板に何もエッジの調整をしたことが無い場合、エッジを「ダリング」する必要があります。これをするかしないかでは天と地ほどの差がありますので必ず行ってください。

「そのまんま」はダメですよ!

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エッジとは?

スノーボードには金属製のエッジがボードの全周囲に取り付けられています。

【ノーズ】
エッジ-ノーズ
【中央付近】
エッジ-中央

このエッジがあるからこそ雪面を捉えターンしたり、ブレーキをかけることができます。エッジは非常に鋭利で刃物と同じですので、素手で触ることはできるだけ避けましょう。尚、作業の際はエッジで手を切ったりしないよう十分に注意してください。

ほとんどの場合、新品のスノーボードはエッジに何も処理がされていません。つまり、スノーボードの全周囲に「刃」が付いいる状態です。

ノーズやテールのエッジが鋭利な状態ですとケガをしたり、リフト待ちで他人のボードを傷つけたりする原因となります。こうなる前に、不要な部分のエッジをやすりなどで丸めておきましょう。この作業を「ダリング」と言います。

スノーボードの形状について

ダリングの場所を説明する前に、簡単ですがスノーボードの形状について説明します。
スノーボード形状

スノーボードの両側面は「サイドカーブ」と呼ばれる曲線形状となっています。R(アール)とも呼ばれます。R=円の半径のことですね。モデルによってサイドカーブは様々ですが、ボードの基本的な特性として、はサイドカーブがゆるい(Rが大きい)と大きな半径のターンに、きつい(Rが小さい)と小さな半径のターンに向いていると言われています。

一般的なフリースタイルボードでは、ノーズ(板の先端)とテール(板の後端)にはキックと呼ばれる反りがあります。上図は「キャンバー」タイプのボードを示しています。

「キャンバー」ボードとは?

キャンバーボード
ボードを床に置いた際、中央に隙間ができるボードです。スノーボートでは一番基本的な形状です。相反する形状として「ロッカーボード」があります。

「ロッカー」ボードとは?

ロッカーボード
キャンバーボードとは反対に反っている形状のボードです。板が最初から反っているので操作性がよく、トリックに向いています。

かなり流行っているようで、この記事を書いた頃ではキャンバーの板を探すほうが難しいぐらいです。私はキャンバーの板しか所有したことがありませんので、ここではキャンバーボードのダリング方法をご紹介します。

どの部分を「ダリング」するか?

まず、ボードを平らな床などに置きます。(※床に置く場合、エッジで床を傷つけたりしないよう十分に注意してくだい。)

接雪点―図

床に接しているが「接雪点」となります。その名の通り、雪に接する点ですね。この部分にテープなどで印を付けます。

接雪点

次に、この印(接雪点)から1cm外側へ、同じように印を付けます。(ノーズ側、テール側同じように印を付けます。)
接雪点写真1
この1cm外側のノーズ、テールのエッジは全く必要ありませんので、最初に240番の紙やすりでしっかり角を丸め、仕上げに400番で磨いて仕上げます。
(下図の赤線で示す部分です。)
接雪点-図2


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動画:【エッジのダリング(接雪点-外側)】

うまく削れましたでしょうか?仕上がりの画像を掲載しておきます。(クリックで拡大します。)

ダリング-仕上がり

画像では少々分かりにくいかも知れませんが、印より外側のエッジが丸まっているのがお分かりいただけますでしょうか?

接雪点付近のダリング

次に接雪点付近のエッジの「鋭利さ」を調整します。この部分がダリングの一番の大事な部分です。400番の紙やすりを二つ折りにし、外側から内側へ軽く2~3回エッジを「撫でるように」動かしてください。

動画:【エッジのダリング(接雪点-内側)】

「こんなのでホントに削れてるの?」と思うかも知れませんが、いきなりガシガシ削るのは禁物です。最初は2~3回で十分です。後はウェアのポケットに紙やすりを忍ばせておき、ゲレンデで微調整を行ってください。力の入れ方は、外側から内側へ向けて力を抜いていく感じです。

ダリング-力加減

この作業で何が変わるかと言いますと、ボードをフラットに(フロントサイド、バックサイドどちらのエッジにも乗っていない状態)して滑っている時の「引っ掛かり」に影響します。

こんな経験はないでしょうか?斜度が緩やかなゲレンデの最後や林道コースなどで、真っすぐ立って滑っているだけなのにいきなり板が引っ掛かって転倒しそうになる、または転倒してしまう…。

このような症状はボードの操作が上手い、下手の問題ではありません。まず接雪点付近のダリング不足を疑ってください。

引っ掛かりを感じるようであれば、ノーズ側の接雪点付自分の技量に合わせ近を紙やすりで削り、調整しましょう。この時も慌てずに少しずつ調整してください。

削りすぎるとどうなるのか?

ノーズ側を削りすぎるとターン初期での雪面の「捉え」が悪くなります。テール側ですとターン後半にボードがズレやすくなってしまいます。

スノーボード初心者の方は「何を言っているんだ?」と思うかも知れません。(決して馬鹿にしている訳ではありませんのでご容赦ください。)

経験を重ね、それなり乗れるようになってくると緩斜面であってもどちらかのエッジに乗って滑れるようになるので多少引っ掛かる板でも問題なく滑れます。(ダラダラと長い林道コースなどでは疲れますが。)

初心者の頃は緩斜面でどちらかのエッジに乗り滑るのは難しいものです。私が初心者の頃はエッジに乗ろうとするとスライドでしてブレーキになってしまう(下手だったんです)ので、緩斜面では板をフラットにするしかありませんでした。そうしないと止まってしまうので…。

しかし板をフラットにして滑っているといきなり転倒する。その横を普通に棒立ちの人が何の問題もなく滑っていく…。最初は訳が分かりませんでした。しかし、ダラダラとした緩斜面で前走者と同じラインを滑り、相手はコケないが私はコケる…。何回か同じ場面になった時に確信しました。「これは腕の問題ではない。道具の問題だ!」と。(負け惜しみ全開ですが…。)

その時の私の道具は先輩から借りたボード一式、全て借りておいて文句は言えませんが、エッジなど何も調整されていない代物でした。(後にこの道具一式は無償で私に譲って頂けたので判明しました。)

常にエッジが「掛って」いる状態ですので、少しでも板が引っ掛かると「逆エッジ」になり転倒、片足を外して必死でスケーティングする…。とても辛かったのを覚えています。

削りすぎてもエッジは研ぐことで元に戻る

緩斜面で滑っていて板が引っ掛かって怖い、と感じたら接雪点付近を削り調整してください。この時は雪面の「捉え」など悪くなってもいいのです。ダリングだけで完全に引っ掛かりが無くなる訳ではありませんが、かなり緩和されるはずです。後に「捉え」が悪い…と感じるようになれば上達している証拠です。その時にエッジを鋭く調整すればいいのです。後に「捉え」が悪い…と感じるようになれば上達している証拠です。その時にエッジを鋭く調整すればいいのです。

「腕でカバー」「根性でなんとかする」はダメ

たまに「俺はどんな道具でも乗りこなすぜ!道具じゃなくて腕と根性だよ!」という人がいます。

確かに、センスのある人ならどんな道具でも上手く滑れてしまうのでしょう。そこに異論はありません。

しかし、センスの無い私からすると「勿体無い」と思うのです。それにしっかりした道具がプラスされればさらにいいのいなと。

道具という物は人が楽に、人を豊かに、人が楽しむために存在するものです。その道具に「人が合わせる」というのは本末転倒です。

自分の技量に合わせ、自分が楽しめるように道具を調整=チューニングしましょう。まず楽しく滑ることが一番大事です。

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