ベースエッジビベリングの前に、邪魔となる「ボーダー」をカットする必要があります。ボーダーとは、[自分でやると高くつく?エッジチューニングに必要な道具]でご紹介している、エッジとサイドウォール(キャップ構造の場合はトップシート)の接合部分です。この部分はファイルでは刃が立たず削れませんので先にボーダーカッターで削っておく必要があります。
ボーダーとは?
サイドウォール(サンドイッチ構造ではトップシートの端)とエッジが接続している部分です。(下図赤○内)
このままではファイルがボーダーに干渉してうまく削れません。おそらく樹脂でできているサイドウォールですが意外に固く、ファイルでは刃が立たないのです。そこで下図のようにボーダーカッターで邪魔なボーダーを少し削ります。
ボーダーカッターのセット
最初に、刃の「高さ」を調整します。何事も少しずつが基本なので両サイドのネジを回し、刃が少しだけボーダーにかかるように調整します。
次に、刃の左右位置を調整します。中央のダイヤルを回すと刃が左右に動きますので、刃がボーダーとエッジの接合部にうまくかかる位置へ調整します。
ボーダーカッターをセットしたら、いよいよカットの開始です。手順は動画をご覧ください。
動画:ボーダーのカット
この動画ではカッターを高さが低く、やや深めに削れています。最初に削る場合は本当に浅く刃がかかるようにセットし、面倒ですが少しずつ削りましょう。エッジの面から0.5mmぐらい削ればOKです。(サイドエッジ角度:1度の場合です。もっと角度を付ける場合は0.5度では足りないかも知れません。その際は都度調整してください。)
ボーダー(サイドウォール)はエッジを支える補強の役割も果たしています。削りすぎは厳禁です。
次はサイドエッジビベリングをご紹介します。
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