着替えが終わればブーツを履いていざ出陣!ブーツの履き方やお手入れ方法などのご紹介です。
スノーボードブーツの構造
一般的にスノーボードブーツはアウター、インナー、インソールの三つの部品で構成されています。
このような感じですね。左からアウター、インナー、インソールとなります。(インソールはインナーの中に敷いて使用します。)
ブーツの締め方による違い
最近はあまり見かけなくなりましたが、昔ながらの締め方のブーツです。締め具合が自在に調節できるのでやっぱり紐が好きと言う人もいますね。
取っ手付きの紐を引っ張ると締まり、そのまま紐をワンタッチでロックできるタイプです。各社様々な呼び方や構造があり、バートンなら「スピードゾーン」という呼び方です。通常は足の甲、スネを別々に締めることができるようになっています。
紐の代わりにワイヤーが通されており、ブーツに装着されているダイヤルを回すことで締めることができるシステムです。ブーツを緩める際もダイヤルを引っ張れば一気に緩むので楽ですね。通常は1つのダイヤルで全体が締まりますが、2つのダイヤルが装備され部分ごとに締め具合を調節できる「ダブルボア」なんてのもあります。
ブーツの履き方
アウター、インナーには締めつけるために必要な紐が付いていますので、ブーツを履く前にこの紐を緩め、アウター、インナー共にできるだけ広げておきます。
実際のところ、なかなか緩まなかったりします。コツは上画像のように手前から紐を目いっぱい引っ張り出しておき、広げていくことです。
次にブーツに足を入れます。広げ方が甘いとなか入らないのでしっかり広げておきましょう。また、朝一で体が冷えているときに一気に力を入れると足がつったりします。(私だけ?)力任せに入れず、ゆっくり足を入れてください。
ブーツに足が入ったら立ち上がり、床をドンドンと踏み締め、最後に踵を「トントン」と床に打ち付けます。これで踵をしっかりと入れます。
次にインナーを締めます。締め具合は文面で説明するのは難しいですが、しっかり締めて足が痛くならない程度というところです。インナーを閉める紐は細い物が多く、思い切り締め過ぎると後でアウターを締めた際に足首が痛くなったりします。
この時点で違和感があった場合、もう一度ブーツから足を抜きやり直してください。違和感にも色々ありますが、ゴミや異物が入っている、靴下がズレているなどです。まあいいかと絶対に妥協しないこと。これは鉄則です。
スノーボードは足裏でボードや雪面の感触を感じながら滑るスポーツで、この感覚は非常に大事です。歩いている時はそうでもなくても滑る出すと些細なことでも気になります。面倒ですが、ここはしっかり気を付けてください。
この時点で足とブーツが当たって痛いなどは論外となります。自前のブーツならそんなことはないと思いますが、借り物やレンタルブーツではよくある話です。
レンタルなら面倒でもサイズやブーツ自体を交換してもらいましょう。借り物の場合は残念ですがレンタルブーツを借りたほうがいいと私は思います。この時点で痛さを我慢できても、滑り出せばすぐに耐えられなくなるからです。(経験談です。)リフトで上がってから痛くてまた下る…なんてのは悲惨ですよ。
最後にアウターを締めます。足の甲、スネが別々に締めれる場合は甲から締めます。バートンの場合は内側の紐を引っ張ると甲の部分が締まります。
次にスネの部分を締めます。バートンの場合は外側の紐を引っ張るとスネの部分が締まります。
締め具合はどうする?
さて、ここでも問題となるのが締め具合ですね。こちらも足が痛くならない程度にガッチリ締める、というところです。
しかし、私は朝一番はガッチリ締めません。朝からガッチリ締めると急激に足が圧迫され、足が痛くなることが多いからです。(あくまでも私の場合です。)数本滑って体と足を慣らしてから、ガッチリ締めていきます。
緩すぎるのは勿論論外です。特に通常の紐タイプは締め込む際に力が必要で緩くなりがちなので注意が必要です。緩すぎるとボードに力が伝わらず滑るどころではありませんし、足首をひねったりして怪我をします。面倒でも時々締め具合を調節してください。
ブーツの手入れ、保管
一日の滑走が終わったら靴底の汚れを落とし、アウターの水分は拭き取っておきます。最後にインナー、アウターを軽く締めて保管します。ブーツが型崩れしてしまうので、緩めっぱなしはNGです。
帰ってきたらアウターからインナー、インソールを取り出し乾燥させます。(取り出せるタイプのブーツの場合。)乾燥したら元に戻し、インナー、アウターを軽く締めて保管してください。
最後に
ブーツはボードと体を接続する大事な道具です。納得いくまでこまめに調節することが大切です。重複してしまいますが妥協は禁物です。面倒でも自分に適した締め具合になるまで頑張って調整してください。
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