ターンの切れ味を左右する-サイドエッジビベリング

エッジの調整・メンテナンス

スノーボードにはベースエッジとサイドエッジ、2つのエッジ面があります。ベースエッジの角度を変更した場合、サイドエッジも適切な角度に変更する必要があります。ここでは、サイドエッジビベリングの方法をご紹介していきます。

 

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最適な角度を選ぶ

目的の角度は決まっていますでしょうか?まだ決め切れていない方は、

[滑りが劇的に変わる!スノーボードのエッジ角度]や、

[コンケーブでも大丈夫!ソール形状ごとのエッジ角度]

などでご紹介していますので、ご覧いただければ幸いです。

キャンバーボードに乗っている方は、ベースエッジの角度変更はかなりお勧めです。0.5度、1度でホントに世界が変わります。

「0.5や1度でそんなに変わるの?」

と疑問を持つ方もいらっしゃるでしょう、当然だと思います。私もその一人でした。大事な板のエッジ角度を変更するというのはかなりの勇気が必要です。「失敗したら…」と思うとやめとこうかと思いますが、私はやってみて正解でした。

スノーボードは非常にシンプルな道具を使う遊びです。だからこそ、「ちょとしたこと」が効くんだなとその時に思ったのです。

サイドエッジビベリングの手順

最初に、ベースエッジビベリングと同様にエッジのサイド面を黒マジックで塗りつぶしましょう。ベースエッジと同様に、サイドエッジの場合も「削りすぎは厳禁」です。

サイドエッジはベースエッジのように一度変えたら戻せないということはありませんが、エッジの厚さはわずか2mmです。頻繁にファイルでガリガリ削る訳にもいきませんので、ここも少しずつ削って調整していきましょう。

まれに「失敗すると鋭角にするはずが鈍角になる…」なんて書いてあったりしますが、失敗したっていいんですよ。サイドエッジは何度か(何度でもとは言いませんが)やり直しはききます。慌てず、恐れず、やってみる。これが大事です。

次に、角度可変のガイドなら目的の角度にセット、固定の場合はガイドを選んでファイルをセットします。板を横向きに固定し、少しずつ削っていきます。ここでも、10cm進めては少し戻す、という動作を繰り返して削ってください。

ガイドファイルをセット

動画:サイドエッジビベリング

力は全く必要ありません。軽くでも、ファイルが勝手にエッジを削ってくれます。ガイドをソールから離さないよう、そこだけに注意して削ってください。黒マジックが綺麗に剥がれれば完了です。

しかし、ファイルで削っただけではエッジは荒く、バリがかなり出ています。これを取るためにエッジを研磨する必要があります。いわゆる「エッジを研ぐ」という作業です。

次は、ベースエッジの研ぎ方をご紹介したいと思います。

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  スノーボードのエッジを研ぐ(ベースエッジ編)

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